エディブルフラワーってご存知ですか?
エディブル(eat able)フラワー(flower) で、毒のない、安全に育てられた食べられるお花の事です。 一般的な野菜にはない色合いや見た目で料理を彩ることで食卓が華やかになります。
こちらの記事のお写真はイチゴとマンゴーのスムージーにエディブルフラワーやヘンプシードなどをトッピングしています↓
一般的なお花とは違う食べられる基準は
・植物自体に毒がない
・無農薬か適正な農薬を使っているか
・ホルモン剤(お花を可愛く見せるために背が伸びないようにするお薬だそうです)を使っていないかだそうです。
今日は横山園芸の横山直樹さんを講師に迎えた市民講座で、エディブルフラワーのお話や試食、そして4種のお花の寄せ植えにチャレンジして参りました!
横山先生は横山園芸2代目。父親が立ち上げた横山園芸にて、エディブルフラワーのほかにもダイヤモンドリリー、クリスマスローズ、原種シクラメンの育種・生産を手がけておられます。NHK「趣味の園芸」講師をはじめ、著作物も多数!
エディブルフラワーは切り花のように茎を5cm残してミニブーケのような花束を作り水を十分に吸わせてシャキッとさせてからパック詰めして出荷するそうです。
詳しくはこちらのサイトでご覧になれます↓
まずはお花のお話
マリーゴールド、マーガレット、ダリアなどのキク科のお花は食べられるそうで、
アジサイや水仙は毒があるとか。
面白かったのはマリーゴールドのお話で、
「マリーゴールドってダサいと思っていませんか~?」の先生の問いかけに会場はクスクス笑いながらもうんうんとうなづく人多数だったのですが、先生によると、マリーゴールドは虫よけになる上に、天ぷらにするとフキノトウ風でおいしいとのこと!
また熱を加えても色が変わらないので、お吸い物にしてもおいしいし、横山園芸に訪れる一流レストランのシェフの方などは日向夏の香りと称賛することもあるとか!
軽妙で楽しく、そして為になるトークの後は、お楽しみの試食です!
ビオラとプリムラを頂きました!
ビオラは噛んでいると初めに蜜のような味がしてその後ちょっと粘つき、最後にスッっとした香りが鼻を抜けました。
これはサルチル酸メチルというサロンパスなどに入っている成分なのだそうです。なるほど~!
プリムラはクセがなく少し甘い感じ。茎までたべられました。華やかで香りが豊かなのでケーキなどお菓子の演出にぴったりです。
試食と並行して、ドライにしたビオラのお湯出し実験をしてくださいました。
生花ではあまり色は出ないそうですが、ドライにするとドンドン色が出て、綺麗な
ブルーから濃紺に!
そこにレモンを入れると紫からうすピンクに変化していきました!
ただ、こちらはハーブティーのようにおいしいものではなかったです(笑)
食べられるお花には加熱しても色が変わらないマリーゴールドのようなものもあれば、低温に耐えるものもあるそうで、ナデシコなどは氷に入れても綺麗だそうです。
作ってみたいな~
休憩をはさんでいよいよ寄せ植えです!
キク科の「オステオスペルマム」「シロタエギク」スミレ科の「パンジービオラ」
アブラナ科の「アリッサム」の4種を植えます。
テーブルに鉢が配られたのですが、鉢底石がない!どうするんだろう?と心配していると先生のデモンストレーションが始まりました。
なんと!ヤシの実の繊維からできた【ベラボン】という床土を敷き詰め始めたのでした!
このベラボンは鉢底石がいらないうえに、超軽量、素手でも扱える秀逸なエコ商品でした。
こちらをギュウギュウと敷き詰めて、後方にオステオ、前方にビオラ、横にアリッサムとシロタエギクをあしらって、隙間にまたベラボンをギュウギュウして出来上がり!
参加者も続いてギュウギュウしました!楽し~!皆上手にできて大満足!
そこに先生からサプライズプレゼントでプライベートで作られた無農薬のオレンジピールをお土産にくださいました。
最後にエキネセアベアのハーブティーを頂きながら質疑応答。質問が止まらない・・・。
お花の魅力もさることながら講師の横山先生の明るいキャラクターでプロならではお花の知識を分かり易く楽しく解説してくださるので、とても名残惜しい終了となりました。
でも、寄せ植えはお持ち帰りできるので、「帰ったら何に乗せて頂こうかな?」とわくわく・・・。
武蔵野市主催の講座だったので、これだけ充実した内容で参加費はなんと2,000円でした。
市民でよかったわ~♡
ただ、ちょっと残念なのは横山園芸さんでは業者さんやお教室以外には苗などは販売していないそうです。 この寄せ植えがなくなる頃には、種からお家で育ててみるかな~?
最後までお読みくださりありがとうございました。
いつも応援ありがとうございます。